SotoLog

ちょっとしたメモの共有

ほとんどの社員が17時に帰る10年連続右肩上がりの会社

   

q?_encoding=UTF8&ASIN=4844374168&Format=_SL160_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=amazonjp0df-22

この本では、
残業をゼロにするための具体的な方法が重要で、
本書後半の暗黒時代を乗り越えた話は多くの会社に当てはまらない

サービス・商品提供における3つこだわり

良い商品、サービスが提供できなければそもそも売上が上がらないので、
まずはこれが最も重要。

1 自分たちが欲しいものしかつくらない
2 消費者目線で分かりやすく商品を伝える
3 親切で丁寧なサービスをつらぬく

・他商品との差別化は難しい。しかし、自分たちが欲しいものを作れば差別化ができる。
なぜなら、自分たちが欲しいということは、その商品がこの世にまだ存在していないということだから。

7つの働き方革命

1 定時退社を徹底的に呼びかける
2 毎月の業務の棚卸しで、やるやらないの決定
3 取引先に理念を共有してもらう。分かってもらう。
4 ルーティンワークは積極的にシステム化する
5 事務職の廃止
6 業務スピードを上げるための6つのルール
7 17時に帰っていいよ制度

業務の棚卸しをする

3 多くの仕事をアウトソーシングすることで、
自分たちの仕事に専念する
アウトソーシング先に企業理念、方向性を共有する

5 事務職の廃止
事務作業は、派遣社員かアルバイトに任せる
正社員には長期的にスキルアップしていける仕事を任せる

6 6つの社内ルール
・社内資料はつくりこまない
・1回の会議は30分で終わるルール
・社内メールで、お疲れ様です、は省く
・社内のwebスケジューラーで勝手にスケジュールをいれれる仕組み
・部署横断的な仕事をプロジェクト化する
・企画段階で各部署に概要を話しておく(根回し)

7 定時は8時半~17時半だが、仕事が終われば17時に帰って良い
早く帰っても給料はかわらない。
この制度ができてから、ほとんどの社員が17時に帰る。
ちなみに、新卒社員は覚えなきゃならない仕事があるので、
20時ぐらいまで残業しているとのこと

定時に帰れるだけでは社員は幸せになれない

売上が伸び、定時に帰れるという状況でも会社の雰囲気が常に悪い時期が長く続いた
理由は、経営陣と従業員の溝
すべて2人の経営陣で意思決定していた

昔は私も、早く帰れて福利厚生が充実していたら、社員者幸せと思っていました。
でも、それは違いました。
社員の幸せは、人から必要とされ、やりがいのある仕事ができることなんです。
(中略)
まずは社員がイキイキと働く環境であるかどうかが、残業を減らすことよりもずっと大切なこと

・今では3ヶ月に1度、理念研修を続けている
・1年に2回、企業サーベイのほかに、マネジメントサーベイ、組織サーベイを実施
これをみると従業員を雇うことでマネージメントの仕事が肥大化することがよく分かる

当時、社内でのおしゃべりはご法度だったなど、
一言で言えば、社長の性格が社員を暗くしていた事が伺える。
本書後半を読む限りそんな印象を受ける

・人材が流出する会社では、継続的な成長は難しい
・新卒採用のすすめ
新卒社員が会社の雰囲気をガラっとかえてくれるケースあり

 - 読書