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はじめての事業計画のつくり方 – 21世紀スキル

      2016/11/25

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なぜ事業計画を作る必要があるのか?
→事業成功の確度が上がるから。

事業計画を作らなければ成功しないというわけでもないが、
事業計画を作れば必ず成功するというわけでもない。

ただ、事業計画を作れば、重点を置くべきポイントが明確になり、
リソースを効率的に使って事業を運営できる。

↑本書に書いてあったことではない。

以下、今回はほぼサマリー。

事業計画の作り方

1. 事業の意義を明確にする
2. ビジネスモデルを考える
3. 期待成果を検証する
4. 具体的なアクションを明確にする

おおまかにこれらを考えて、
ぐるぐる回しながら完成させていく。

1. 事業の意義を明確にする

まずはミッションの決定をする。
ミッションの作り方

ミッションから、ベネフィット、エビデンスにブレイクダウンしていく
(もしくはその逆、エビデンス→ベネフィット→ミッションを決定という発想でも良い)

スタバのミッションでさえ、かなりしぼられたミッションになってる。
「都会的なトレンドに敏感なお客様に3rd placeを提供する」
これが全世界に店舗をもつスタバのミッション。

BMWのミッション
「人生を走る人、3%のプレミアムな人に駆け抜ける歓びを提供する」

どちらも誰もが知るような巨大企業だが、ターゲットがかなり明確。
事業を通して、誰のどんな課題を解決したいのか、
具体的なターゲットを意識しながら考えるとミッションがまとまりやすい

市場規模をざっくりとつかむ
その中で自社はどれくらい勝てそうかを考える

その市場でのKSFを考える
(Key Success Factor)

・競合のとらえ方を間違えないこと(ユーザー視点で競合をとらえる)
・自社の強み、は、競合と比較してでてきたものであるべき
・KSFはひとつとは限らない

ビジネスモデルを考える

ビジネスモデルを考える4つのステップ

1. バリューチェーンを理解する
2. 自社が戦う場所を明確にする
3. 外部パートナーとの連携の仕組みを考える
4. 対価を得る仕組みを考える

1. バリューチェーンを理解する

バリューチェーンとは、付加価値を生むプロセスを分解したもの
例えば、出版業界でいうと、事業プロセスは
企画、執筆、編集、印刷、流通、販売、に分類できる

2. 自社が戦う場所を明確にする

どのプロセスを自社で担うかを決定する

3. 外部パートナーとの連携の仕組みを考える

どのプロセスをどんなパートナーに担ってもらうかを考える

4. 対価を得る仕組みを考える

お金を払ってくれるのは誰なのか、何に対して払ってくれるのか、
提供する付加価値から対価を得る仕組みを考える

メディア運営やイベント運営のバリューチェーンを考える

期待成果を検証する

要するに、この事業でどのくらい儲かるのか、を検証すること。

経済的リターンを試算する

売上、原価、販管費、営業利益
どのくらい儲かるのかを予想する

KPIを明確にする

KPI(Key Performance Indicators)
目標の達成具合を評価するために、特に重要な補助指標

KPIの作り方のコツ
・目標を要素分解する
・特に重要な要素(KPI)を見極める

具体的なアクションを明確にする

チーム・組織体制を考える

要するに役割分担

アクションプランとスケジュールを作成する

スケジュールを立てないプロジェクトは必ず遅れる
(パーキンソンの法則)
パーキンソンの法則とは、要するに、
与えられた時間が仕事の質と量を決定するということ。
タイムリミットを設定しないと、人間いつまでもダラダラ仕事して効率悪くなっちゃうよ、ということ。

類書には「7日で作る事業計画書」というのもあり。
こちらはゼロ秒思考でおなじみの著者が書いた事業計画書作成ノウハウ。
>> 7日で作る事業計画書のレビュー

事業計画の作り方にフォーカスしたいということであれば、
「はじめての事業計画のつくり方 – 21世紀スキル」の方がおすすめ。
サクッと斜め読みできる人はどっちも買うのがおすすめ。
事業計画をたてる際のフェーズのたて方が、この2冊だけでも結構違う。

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