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7日で作る 事業計画書

      2016/11/25

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「7日で作る 事業計画書」のサマリー。
はじめに、で書かれていることが重要。

「結局、事業計画とは、そのビジネスに対してどれほど深く考えたか、
どれほど熱意をもって考え抜いたかで質が決まる。(中略)
誰のどういう悩みや夢にどう答えるのか、(中略)
場合によっては本人よりも深く知り、素晴らしい解決策を提供する。
顧客視点でユニークな解決策を提供する。それが事業の根幹だ。」

かなりハショったサマリー↓

第1章 事業計画を作る前に考えるべきこと

事業に対する熱意が最も重要。
思いつきで、軽い気持ちで始める事業は挫折しやすい。

「一方、これを絶対にやり遂げたい、困っている人を何とか救いたいと思っている場合は、
すべてに迫力がある。アイデアが続々湧いてくる。夜遅くまで考え続け、
朝も速くから目が覚めて、工夫することが楽しくて仕方がなくなる。
毎日爽快であるし、頭がすごくよくなったような気までしてくる」

あとは、著者自身の仕事のやり方をおすすめしてる内容。
メモ書きの方法やフレームワークについて、など。
ちなみに、この本の著者は2014年辺りのビジネス書ベストセラーとなった「ゼロ秒思考」の方。
(ゼロ秒思考とは、要するに、A4のメモ書きを日々繰り返して、
瞬時に意思決定できる思考力を鍛えようというコンセプト。
ただただアウトプットを繰り返す、もやもやとした思考を言語化・可視化することで、思考が整理される。
シンプルだが、非常に効果的ということで多くのビジネスパーソンの人気を得た)

第2章 7日で作る事業計画

この章がメイン。

day1 事業計画の全体像をいったん作る
day2 引き続き全体像を作る
day3 事業計画を顧客やユーザーに説明し、反応を見て改善する
day4 作った全体像をパワポなどのテンプレに入力
day5 作ったパワポを顧客に説明して、またフィードバックを得る
day6 収支計画の立案。2年間の月次収支計画をたてる
day7 最終仕上げとプレゼン練習

重要なのはday1、day2かなと。

事業計画の全体像をいったん作る

ペンでA4メモにどんどん書き出す。
考える内容は以下のもの。

day1

・解決すべき重要な課題とターゲット
・事業ビジョンと達成ステップ
・経営チームについて
・サービスの内容と特徴
・市場規模と成長性について

day2

・事業戦略と競争優位性
・事業提携と方策、シナリオ
・ビジネスモデル(利益を上げる仕組み)
・組織体制
・実行計画

第3章 事業計画の実行

事業計画をわずか7日で作るのは、いったん作った自分のアイデアを客観的に見て、
粗い部分を発見し、それをどんどん改善できることに意味がある。
事業計画はその後、ビジネスが軌道に乗るまで継続的に修正を加える。

この本は事業計画以外のことにもかなりのページが割かれているので、
事業計画の作り方にフォーカスしたいのであれば「はじめての事業計画のつくり方 – 21世紀スキル」の方がおすすめ。

事業計画の作り方に正解はない。
2冊の本を読んだだけでも、大枠は一緒ながら立案の順番やフェーズの分類が結構違ったりする。
事業計画を立てるには、いくつかの本をさーっと読んで、
自分の事業・業種・やり方に合いそうな本をベースにして、
オリジナルのフォーマットを作ってとりかかるのが良いと思う。
本を読んでて、ここ要らないなと思う部分も結構ある。

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