舌下免疫療法の体験談 – 花粉症のシダトレン治療
2016/03/01
2015年10月16日から花粉症の舌下免疫療法を始めました。
治療開始から導入期、維持期までの体験談を残しておきます。
舌下免疫療法の概要
舌下免疫療法は、毎日舌の下にアレルゲンとなる花粉の成分を少したらして、身体を花粉に慣らし、免疫異常を正常化していくという治療法です。ちなみに、この舌下免疫療法の治療薬を「シダトレン」と言います。通っている病院では「舌下免疫療法」という言葉はあまり聞かず、「シダトレン」という言葉をよく聞きます。
(アレルゲン免疫療法、減感作療法とも呼ばれる)
毎日1回、舌の下に薬を垂らして、2分間待ちます。
2分経ったら薬を飲み込みます。1日1回。これの繰り返し。
これは、全ての人に効果がある治療法ではありません。
約2割の人が根治し、約6割の人の症状が軽くなり、残り2割の人には効果が出ないとのことです。長期間にわたって続ける必要がある治療法なので、効果が出ないと悲しいですね。
初回診察 – 血液検査
2015年10月16日 初回診察
簡単な体質チェック等のアンケートを記入後、血液検査をします。
初回の診察はこれだけ。体質チェックと血を抜く作業です。
血液検査の結果が出るまで1週間程待ちます。
診察&血液検査料金 3割負担で、5,500円程。
2回目の診察 – 2週間分の薬をもらう導入期
2015年10月28日 2回目の診察
血液検査の結果が出て、スギ花粉にアレルギー反応があるということが分かれば、
無事に治療が開始できます。
ちなみに「Viewアレルギー36」という検査報告書をもらいました。
花粉以外にも、ハウスダストや食べ物のアレルギー反応有無が分かります。
診察が終わったら薬局で舌下免疫療法の薬をもらいます。
導入期の薬は維持期の薬とは違い、プッシュ型の薬が2週間分もらえます。
この薬を舌の下にプッシュして、2分間そのままの状態を保ち、飲み込みます。
1日目は1回プッシュ、2日目も1回プッシュ、3日目は2回プッシュと、日が経つごとに徐々に薬の投与量を増やしていきます。この薬を増やしていく段階が導入期。
プッシュ型のシダトレンは、2種類もらえます。最初に使うのが濃度の薄いもの。2週目以降は濃度の濃いものに切り替えます。
ちなみに最初の1週間は、200JAU/mLの濃度のものを摂取
1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 | 5日目 | 6日目 | 7日目 |
---|---|---|---|---|---|---|
1プッシュ | 1プッシュ | 2プッシュ | 2プッシュ | 3プッシュ | 4プッシュ | 5プッシュ |
2週目は2,000JAU/mLの濃度のものを摂取
8日目 | 9日目 | 10日目 | 11日目 | 12日目 | 13日目 | 14日目 |
---|---|---|---|---|---|---|
1プッシュ | 1プッシュ | 2プッシュ | 2プッシュ | 3プッシュ | 4プッシュ | 5プッシュ |
薬を投与しだしてから花粉症と同じような症状(鼻水やクシャミ等)が出るかと少し不安でしたが、いつもより目ヤニが多くでる程度でした。病院で居合わせた他の人は、鼻水が出るとか言ってたので結構個人差があるようです。
診察料 約600円 薬代 約800円
3回目の診察 – 約1ヶ月分の薬をもらう維持期
2015年11月2日 3回目の診察
2週間分の摂取が終了すれば、維持期に移行します。
ここからはプッシュ式から、1回使いきりの薬に代わります。
投与量は導入期とは違い、毎日同じものを摂取します。ちなみに少し甘いです。
これを1日1回、舌の下に薬液を垂らして2分間保持します。
1回につき28日分の薬が処方できるとのことなので、
これからは1ヶ月おきに薬をもらいに行って、同じことの繰り返しになるかと。
また花粉症の時期に経過を追記します。
薬代 約1,400円(28日分)
月に1回の通院を継続中
その後、薬液をもらいに月に1回の通院を継続中。
28日分のシダトレン スギ花粉舌下液をもらって、
それを1日1回摂取する。
診察料金は580円。(診察料といっても受付で、薬をもらいにきましたという言うだけ)
薬は1,370円。これで28日分。
2016年2月15日
目にほんのわずかなかゆみ。花粉の飛散時期か。。
2016年2月22日
おそらく花粉の飛散時期だけど、大きく花粉症の症状は出ず。
薬が結構効いているのかも?
2016年2月28日
いや、結構花粉症の症状が出てきた。
鼻水、くしゃみ、目のかゆみ。。
例年よりも症状が軽くなったかどうかは微妙。