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新型(薄型)PS4のレビューと3機種(旧型、新型、Pro)の比較

      2016/09/17

新型PS4外箱

2016年9月15日(木)に日本で発売開始された新型(薄型)PS4を早速購入したので、
そのレビュー。初心者の方にも分かりやすいように書いたつもり。
ちなみに同時に発表されたPS4 Proの発売日は2016年11月10日。

旧型PS4・新型PS4・PS4 Proの比較

・初代機が「PlayStation4(CUH-1000シリーズ)」で、日本では2014年2月22日に発売された。
(ちなみに、その後何度か細かい点が改良されて、消費電力低減と軽量化がされたCUH-1200まで出ている。)→旧型PS4

そして、2016年9月に発表されたのが、以下の2つ。
発表前はハイエンドモデルの名前が「PS4 NEO」になると予想されていたが、
「PS4 Pro」という名称で正式発表された。

・初代機を小型・軽量化した低価格モデルで、「PlayStation4(CUH-2000シリーズ)」
→新型PS4(通称PS4 Slim)
・4K解像度などに対応したハイエンドモデルの「PlayStation 4 Pro(CUH-7000シリーズ)」
→PS4 Pro

この新型モデルとProのカラーは、今のところジェットブラックだけ。
初代機のようにホワイトカラーは用意されていない。

旧型PS4
CUH-1000
新型(薄型)PS4
CUH-2000
PS4 Pro
CUH-7000
価格 3万9980円(税抜)
4万3178円(税込)
HDD500GBモデル:
2万9980円(税抜)
3万2378円(税込)
HDD1TBモデル:
3万4980円(税抜)
3万7778円(税込)
4万4980円(税抜)
4万8578円(税込)
HDD 500GB 500GB or 1TB 1TB
サイズ 幅275mm
高さ53mm
奥行き305mm
幅265mm
高さ39mm
奥行き288mm
幅295mm
高さ55mm
奥行き327mm
CPU x86-64 AMD “Jaguar”, 8cores
動作クロック1.6GHz
x86-64 AMD “Jaguar”, 8cores
動作クロック1.6GHz
x86-64 AMD “Jaguar”, 8cores
動作クロック2.1GHz
GPU 1.84 TFLOPS, AMD Radeon based graphics engine 1.84 TFLOPS, AMD Radeon based graphics engine 4.20 TFLOPS, AMD Radeon based graphics engine
メモリ GDDR5 8GB GDDR5 8GB GDDR5 8GB
消費電力 最大250W 最大165W 最大310W
重量 2.8kg 2.1kg 3.3kg
WiFi IEEE 802.11 b/g/n IEEE 802.11 a/b/g/n/ac IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
発売日 2014年2月22日 2016年9月15日 2016年11月10日
旧型PS4
CUH-1000
新型(薄型)PS4
CUH-2000
PS4 Pro
CUH-7000

・サイズには最大突起の部分を含んでいない

・ハードディスクの容量を選べるのは、新型PS4のみ(500GBか1TB)
GPUとは「Graphics Processing Unit(グラフィックス プロセッシング ユニット)」の略で、要するに画面がきれいになったり、映像をなめらかに映す機能を果たす。
(CPUが脳みそで、GPUがグラフィック処理能力というイメージ。)

・新型PS4とPS4 ProのWiFiは、IEEE802.11acに対応。
要はWiFiが今までよりもつながりやすくなる。
ただし、Lanケーブルのポートもあるので、
より安定したネット接続をのぞむ場合、ルーターが近くにあればLanケーブル接続を。

q?_encoding=UTF8&ASIN=B0000CE5FN&Format=_SL160_&ID=AsinImage&MarketPlace=JP&ServiceVersion=20070822&WS=1&tag=amazonjp093-22
Lanケーブルとは、こういうの↑
パソコンのネット接続で使うケーブルと同じもの。
これで、家の光回線などのルーターとPS4を接続する。

旧型PS4、新型PS4、PS4 Proの違いで重要なポイント

薄型PS4とボールペン

新型(薄型)PS4の良い所は、旧型PS4から小型化・軽量化・省電力化・低価格化された点。
ファンの音(静音性)については、良くなってとても静かという人もいるし、
新型の方が大きい気がするという人もいる。
これに関しては多種多様なレビューが混在しているので、
おそらく変わっていないぐらいに考えておいた方が良い。

幅も奥行きも、ちょうどボールペン2本分ぐらい。
スリムだけあって、旧型PS4からは幅が1cm、奥行きが1.7cm、高さは1.4cm小さくなっている。
価格も安くなり「これからPS4を買ってみようかな」というようなライトユーザーを対象にしている。

PS4 Proのグラフィック性能について

一方、ハイエンドモデルのPS4 Proの最大のポイントは画質の向上。
4Kテレビを持っている人や、ゲームの動作がよりなめらかにヌルヌル動く様子を楽しみたい人、
設置スペースに余裕がある人、値段の差があまり気にならない人はPS4 Pro。

グラフィック性能は、旧型PS4と新型PS4が同じで、
PS4 Proがこの2つよりも良い性能という位置づけ(2倍以上の性能)。
4Kビデオ4Kゲームに対応するのは、PS4 Proのみ。
(4Kテレビを持っている人向けの話。)
ただし、後述の通り、オンラインプレイではフレームレートが同じになりそう。

ハードディスク容量の用途について

あとはハードディスクの容量。
HDDの容量を何に使うかというと、ゲーム以外ではテレビの録画、映画、音楽など、
いろんなものをPS4にダウンロードして楽しむことができる。

PS4のゲームソフトは、ダウンロード版を買っても、パッケージ版を買っても、
どちらにしても本体にソフトをフルインストールする必要がある。
インストールの容量はソフトによって違うが、
大体1本のソフトで10GB〜50GBといったところ。

同日に発売された注目タイトルのペルソナ5(2016年9月15日発売)の容量は約20GB
FINAL FANTASY XV(2016年11月29日発売)は45GB以上ではと予想されている。

一度インストールしたゲームデータでも、消せば当然データ容量がその分戻る。
「やり終わったゲームのデータは消すし、
映画やテレビ番組などをPS4にダウンロードしない」ということであれば、500GBのモデルで十分。

逆に、「複数のソフトのデータを消さずにPS4に保持したままでプレイしたい、
そこそこソフトを買うつもり、番組や映画もPS4に取り込みたい」などということであれば1TB欲しい。

ちなみに映像や音楽の容量の目安は大体以下の通り。
(内容によるのであくまで目安)

・2時間のハイビジョン映画 約4GB
・一般的な音楽の曲が、100曲で約500MB(0.5GB)
(ビットレート128kbpsで1曲辺り5分の場合)

旧型PS4、新型PS4、PS4 Proの共通点

「マルチプレイヤーのゲームでは、普通のPS4とPS4 Proで同じフレームレートが使われるだろうね。
ソニーはPS4 Proのユーザーにゲーム上のアドバンテージを与えたくないはず。」
(この人はイギリスの著名ゲームサイトの編集者)

旧型PS4・新型PS4とPS4 Proの間で、
マルチプレイでのフレームレートに差はださないと予想されている。
(オンライン対戦などでPS4 Proユーザーが有利な点となってしまうので。)
要は、PS4 Proでグラフィックがなめらかなのは、オフラインプレイのみ。

これから発売されるソフトでも、3機種に全て対応する。
例えば、PS4 Proでしか遊べないソフトなどは発売されない。

DVDやブルーレイディスクの再生は、どの機種でも対応する。
PS4は、DVDレコーダーやBlu-rayレコーダーの代わりになる。
アプリをインストールすればテレビ番組などの録画も可能。

2016年9月15日発売 新型PS4(PS4スリム)のレビュー

新型PS4 CUH-2000

新型PS4のスペックは上記の通りで、アマゾンの実売価格は500GBが約31,000円(税込み)
1TBが約36,000円(税込み)。やはりアマゾンが安い
ちなみに、この新型PS4の発売開始にともなって、旧型PS4はメーカー生産終了。

DVDの開閉口やUSBポートが手前側を向くようにして置くと、
横の幅が265mm(26.5cm)、奥行き288mm(28.8cm)、そして高さが39mm(3.9cm)となる。

手前側の左はしに、電源ボタン、DVDの開閉ボタン、やや中央にUSBポート1つ、右はしにUSBポートがもうひとつ。
(旧型・新型のPS4のUSBポートは合計2つ。PS4 Proは合計3つ。)

裏面のポート(コードを差し込む穴)には、電源、AUX、LAN、HDMIがある。
(電源とHDMIだけはゲームをする上で必須。その他は使わなくてもOK)
もちろん本体を縦置きすることも可能。

  • AUX 周辺機器のPS4用カメラを持っている人が、それとPS4を繋げるための端子
  • LAN PS4をWiFiの無線接続ではなく、ルーターと有線接続するための端子
  • HDMI テレビとPS4を繋げて、テレビに映像を出力するための端子

新型PS4(PS4スリム)の同梱物は、本体と外箱に加えて以下の通り。

新型PS4の同梱物

  • コントローラー(無線)
  • USBケーブル(コントローラーの初期設定・充電に使う)
  • 電源ケーブル(本体とコンセントの接続)
  • HDMIケーブル(本体とテレビの接続)
  • イヤホン(コントローラーに挿して使える。モノラル)
  • 各種ガイド(クイックスタートガイド、セーフティガイド、アフターサービスのしおり、保護者の方へ)

USBケーブルは、最初にPS4本体とコントローラーをつなげて設定するために使う。
その後はコントローラーを充電するために利用する。
フル充電してからのコントローラーの持ち時間は5〜6時間。

付属のクイックスタートガイドがとても分かりやすい。
これの通りに進めば、誰でも初期設定が簡単にできるはず。
保証書(1年間)は外箱の側面に印刷されている。

イヤホンをコントローラーにつければ、そこから音が聞ける。
付属のイヤホンはモノラル(片方だけ)なのでハッキリいって使い物にならない。
これはちゃんと音が出てるかのテスト用のような位置づけかと。
市販のヘッドフォンを挿せば大音量でプレイ可能。

PS4スリムの外箱裏面

操作性やメニュー画面などは旧型PS4と変わりない。
マシンの静音性(ファンの音)もショッピングサイトのレビュー通り、
旧型PS4と比べてそこまで変わっていない。
あくまで旧型からの大きな変更点は、
小型化・軽量化・省電力化・低価格化。

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