SBI証券の単元株とS株(単元未満株)の手数料を比較
2017/08/16
SBI証券 国内株式の単元株とS株(単元未満株)の手数料の違いについて
SBI証券の現物取引は、スタンダードプランとアクティブプランに分かれる。
・スタンダードプランは1注文ごとに手数料がかかる通常のプラン。
・アクティブプランは1日の取引合計金額に応じて手数料がかかるプラン。
アクティブプランは短期で売買をする人、頻繁に取引をする人のためのプラン。
通常はスタンダードプラン。
このスタンダードプランでの単元株購入の際の手数料と、
S株購入の際の手数料を比較してみた。
通常は、1,000株/口、100株/口など売買の最低単位である単元株数が決まっている。
この銘柄ごとの最低単位に関わらず、1株から取引できるのが単元未満株(S株)。
スタンダードプランで単元株を売買した際の手数料
スタンダードプランで、単元株を売買した時の手数料は下記の通り。
1注文の約定代金に応じて、段階的に手数料がかかる。
一方、S株の手数料は約定代金の0.54%(税込み)。税抜きだと0.5%。
最低手数料は50円(税込54円)。
ちなみに、外国株式の手数料もS株のように約定代金に手数料の割合を乗じる形。
米国株式の場合、約定代金の0.486%(税込み)税抜きだと0.45%。
「1注文の約定代金」に対して手数料がかかるので、
株を買う時に手数料がかかり、株を売る時にも手数料がかかる。
これは単元株もS株も同じ。
同じ株を買って売れば、合計2回分の手数料を払うことになる。
SBI証券の単元株とS株の約定代金と手数料を比較
上述の通り、単元株売買の際には段階的に手数料が上がり、
S株(単元未満株)を売買すると約定代金の0.54%手数料がかかる。
SBI証券で仮に単元株とS株を同じ金額、売買した場合の手数料は下記の通り。
(いずれも税込み金額)
約定代金 | 単元株 | S株 |
---|---|---|
1万円 | 150円 | 54円 |
27,778円 | 150円 | 150円 |
3万円 | 150円 | 162円 |
5万円 | 150円 | 270円 |
10万円 | 150円 | 540円 |
20万円 | 199円 | 1,080円 |
50万円 | 293円 | 2,700円 |
100万円 | 525円 | 5,400円 |
150万円 | 628円 | 8,100円 |
3,000万円 | 994円 | 162,000円 |
計算上は27,778円以上の売買をするのであれば、単元株がお得ということに。
約定代金が多くなるほど手数料の金額差が大きく広がり、S株は不利になる。
小口から気軽に投資できる反面、取引金額が多いと手数料がかさむのがS株の大きなデメリット。
ただし、保有株数(約定ベース)が単元株を超えた時点では保有株数から単元株を除いた株数のみ売却可(120株保有時点:100株を単元株、20株を単元未満株(S株)で売却することは可、21株以上を単元未満株(S株)で売却することは不可) – SBI証券
つまり、その銘柄の最低単位が100株の場合、
保有している120株を売る場合には、100株を単元株として、
残りの20株をS株として売却することになる。
あと、最低単位のちょうど100株(単元株)を保有していたとして、
「ちょっとだけ売ろ〜o(^o^)o」ということで、100株のうち20株だけ売るということもできない。単元株からはみ出た分、あるいは単元株に満たない株数だけが、S株として売却できる。なので、上の表の後半の金額は、S株の約定代金としては現実的ではない。